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2025/08/05
お墓の豆知識,その他

庵治石細目ご建立

【#庵治石細目 施工実績】

🪷庵治石とは
#庵治石 (あじいし)は、香川県高松市庵治町と牟礼町にまたがる五剣山からのみ産出される花崗岩で、その中でも特にきめが細かく、最高級品とされるのが「庵治石細目(こまめ)」です。

「花崗岩のダイヤモンド」とも称されるこの石材は、その美しさ、希少性、そして卓越した品質によって、国内外で高い評価を受けています。

庵治石細目の最大の特徴は、研磨することによって石の表面に現れる「斑(ふ)」と呼ばれる独特の紋様です。これは、石英や長石、微細な黒雲母などの構成鉱物の結晶が非常に細かく、不均一に分布していることによって生じる現象で、あたかも二重のかすり模様のように見えることから、「二重がすり」とも表現されます。この「斑」は、磨けば磨くほど深みと奥行きを増し、濡れたような艶やかな輝きを放ちます。

他の石材では見られないこの神秘的な美しさは、庵治石細目が「世界で最も高価な石」と評価される所以の一つです。

その希少性も庵治石細目の価値を決定づける大きな要因です。五剣山という限られた地域でしか採掘されないことに加え、庵治石の原石には多くの亀裂やキズが含まれていることが多く、そこから墓石や建築材として使える良質な部分を選び出す作業は、極めて困難を極めます。

採掘された庵治石全体のうち、墓石として使えるのはわずか3%程度、そしてその中でも「斑」が美しく現れる最高級品となると、全体のわずか1%しかないと言われています。このため、市場に出回る庵治石細目の製品はごくわずかで、その価格は他の石材と比較して極めて高価になります。

庵治石細目の歴史は古く、平安時代後期にはすでに採石されていたと伝えられています。安土桃山時代に築かれた高松城や、江戸時代に再建された大阪城の石垣にも庵治石が使用されるなど、古くからその堅牢さが高く評価されてきました。

また、彫刻家イサム・ノグチが愛した石としても知られ、現代においても首相官邸の石庭や六本木ヒルズのレストラン、さらには東京オリンピックの聖火台など、日本の歴史や文化を象徴するような数々の建造物やモニュメントに用いられています。

庵治石は、単に美しいだけでなく、物理的な特性も優れています。主成分は石英と長石であり、水晶と同じ硬度7度という極めて高い硬度を誇ります。このため、風化や変色に強く、雨風にさらされてもその美しさを長く保つことができます。

また、吸水率が非常に低いため、シミやカビの発生も抑えられ、何世代にもわたって受け継がれる墓石としては最高の石材と言えるでしょう。

このように、庵治石細目は、唯一無二の美しさを持つ「斑」という特徴、採掘の困難さからくる希少性、そして古くから受け継がれてきた歴史と、類まれな耐久性という、様々な要素が組み合わさって、日本の石材の最高峰としての地位を確立しています。その価値は、単なる物質的な価格にとどまらず、匠の技によって引き出される石の表情や、悠久の時を経て形成された大自然の神秘をも含んでいます。

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